妄草の想原

妄想、連想、感想、そして愛想

【読書】 「有頂天家族」を読んでみた

森見作品紹介シリーズも4回目。

今回は、通称「毛深い子」の紹介をしたいと思います。

 

 

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森見登美彦著「有頂天家族

この作品の2期が2017年春アニメとして放送されていますね。

今回は、その1作目、アニメで言ったら1期の部分ですよ。

こっちも文庫化されてから購入した物で、まぁ、写真の上の方が地味に年季入ってる・・・。

 

では、あらすじ紹介でも。

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。

宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。

が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。

世紀の大騒動をふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー!

 

主な登場人物・・・狸と天狗と人間紹介である。

・下鴨矢三郎、偉大な父下鴨総一郎の阿呆さを受け継いだ三男。

この物語の主人公であり、天狗と人間の間を駆け巡るアグレッシブ狸。

化ける力は兄弟の中では高く、人間の姿をするときは「くされ大学生」の姿で居る事が多い。

・下鴨矢一郎、父から真面目さを受け継いだ長男。

堅物で不器用で・・・土壇場に弱いwww

人間に化ける時は主に呉服屋の若旦那風の姿をしている。

怒りが頂点に達すると虎に化けるために「鴨虎」の称号を持つ。

亡き父の遺志を継ぐべく京都の狸界の頭領である次期「偽右衛門」の選挙に出頭する。

・下鴨矢二郎、父から呑気さを受け継いだ次男

やる気のない怠け者で、父亡き後は六道珍皇寺の境内の振るい度で蛙として隠遁生活をしている。

本来お酒が大好きだが、父亡き後は一滴も飲んでない。

蛙になってからは、天狗や狸の悩みや愚痴を聞いている、あくまで聞いてるだけ。

・下鴨矢四朗、父から純粋さを引き継いだ末弟。

化ける能力は低いが、何故か携帯の充電が出来る程度の放電能力を持つ。

通称「しっぽ丸出し君」と言うありがたくない称号を持つ。

・母、宝塚が好きな4兄弟の母。

宝塚風の美青年に化けてビリヤード場に通い、「黒服の王子」と言う称号を持つ。

・父、下鴨総一郎は偉大な狸であり、京都の狸界の頭領である「偽右衛門」として狸界を束ねていた。

が、数年前に「金曜倶楽部」によって鍋にされた。

 

・夷川早雲、下鴨総一郎の実弟であり、下鴨家兄弟の叔父にあたる。

夷川家の養子になり、偽電気ブランの卸元をしている。

次期「偽右衛門」選挙に出馬し、甥である矢一郎と政治的争いをしている。

兄総一郎とは犬猿の仲で、何かと下鴨家を目の敵にしている。

金閣銀閣、夷川家の阿呆兄弟(矢三郎談)

本名は呉二郎、呉三郎と言う、下鴨家兄弟の従兄弟にあたる。

四字熟語の意味を解ってないが、それを書かれたものを纏う事がカッコイイと思ってる阿呆兄弟(二度目)

・海星、阿呆兄弟の妹にして、しっかりした子。

矢三郎の許嫁であったけど、下鴨総一郎が亡くなった事により解消されている。

時折、矢三郎の元へやってきて彼の前では姿を現さないが罵詈雑言を浴びせる。

矢三郎側からしたら迷惑極まりない・・・。

だが、父や兄と比べて性格は良い子。

アニメだと、人間の化け姿がかわいい。

 

・赤玉先生(如意ヶ嶽薬師坊)、かつては如意ヶ嶽を治めていた大天狗だが、ある事件により失脚、天狗的能力もほぼ失い、現在では「コーポ桝形」に住んでいる。

ある事件の元凶たる矢三郎は責任を感じてか赤玉先生の世話を焼いている。

そんな矢三郎を見下すも実は気に入っているらしい。

かつては狸達の教鞭を取っていた下鴨家や夷川家の狸達もその生徒である。

全ての者を見下ているが、自分の弟子である弁天に恋い焦がれ、天狗道具を貢いでしまう体たらくである。

 

・弁天(鈴木聡美)、赤玉先生の弟子であり半天狗(人間)、狸を食べる悪食集団「金曜倶楽部」のメンバーである。

金曜倶楽部は、大正時代からある由緒正しい秘密結社であり、メンバーは七福神の名を持つが、実際は月一で宴会する集団である。

年末に狸鍋を食べるから、狸達に嫌われている。

赤玉先生に一目惚れされて、浚われて天狗の術を教え込まれた故に空を飛べるし、不思議な術も使える。

「弁天」の名は金曜倶楽部に入った時に授かった。

・淀川長太郎(布袋)、金曜倶楽部のメンバーにして大学教授。

大食いであり、狸愛を主張するも狸を食う「食べるということは愛することである」と主張する、学生時代は詭弁論部部員だった。

昔、母を助けた恩人である。

 

あぁ、登場人物多い!!

ちょっと端折った部分もあるけど、仕方ない、長くなるじゃないか!!

あとは割愛!!

 

感想としては、森見先生の作品としては綺麗な方だなぁって思った。

今までが腐った男汁溢れる作品(褒め言葉)が多かっただけに、今回は家族愛溢れる毛深い作品である、本当に綺麗。

綺麗なだけに、少しユニークさが薄いかなって印象。

他の作品が好きすぎて、嫌いじゃないけど、波乱万丈だけど、印象が薄い。

ちょいちょい森見作品でよく見るキーワードも見かけるね、詭弁論部とか。

ここまでは、アニメを観る前の感想だった。

 

個人的にアニメを観た後で原作を読むのがすごくお勧め。

そっちの方がキャラに愛着持てる、実際持てた。

弁天黒髪じゃなかったけど。

四畳半でもそうだったけど、森見作品のアニメは原作を補完してる感があって良い(「夜は短し歩けよ乙女」は観て無いけど)

アニメのキャラデザの久米田康治先生も大好きです、具体的に先生の黒歴史(下ネタ的な意味で)デビュー作「南国アイスホッケー部」が!!

アレも、腐った男汁溢れる良い作品でした(凄い褒め言葉)

あっちは本当に男汁が・・・げふんげふん!!