妄草の想原

妄想、連想、感想、そして愛想

【読書】 「三日間の幸福」を読んでみた

今回も、前回同様三秋縋著の小説を読んでみた。
つまり、コレも元々はウェブ小説みたいね。

 

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「三日間の幸福」

 

あらすじはこんな感じ。
10歳の頃、自分は偉い人間になれると信じていた。
だが、それは幼なじみの転校、色々な挫折から自信を失っていく。
20歳になったクスノキは生活苦の為に、本やCDを売り、その店員から「寿命が売れる店」の存在を聞く。
胡散臭いと思いながらも、やけになり寿命を売ってしまう。
査定の結果、自分の寿命があと30年しか生きられなく、それも1年で1万円しか価値がない。
殆どの寿命、残り3ヶ月だけ残し売ってしまう。
次の日、監査員である女性「ミヤギ」が現れ、クスノキの行く末を見届ける。
クスノキは、自分の余命で、幸せに過ごせる為に躍起になる。
「自分は、幸せな人生を送る事が出来るはず」と言う考えに縛られながら…。


ここからは、ややネタバレだけど、後半の展開がもう、ヤバい、泣ける、ズルい。
クスノキのミヤギへの優しさと言うか、思いやりがたまらなくて。
その思いやりから、だんだんとクスノキの周りに人が集まりだし。
そこで、クスノキは世界と仲直りしていく。

人生の値段、人間の価値、幸せについて、自分が心から好きだったもの。
そんな事を考えさせられるような小説です。

なぜ、「三日間の幸福」ってタイトルなのかは、最後の展開がそうだからと軽いネタバレ。