妄草の想原

妄想、連想、感想、そして愛想

【妄想】 「スタローン&不二子」その2

俺は、飯を作りながらも何故か俺の家に居座っている美香子にある事を聞いてみた。
「そーいやお前、意外とモテるんだな。お兄さんはビックリしたぞ」
「誰がお兄さんだバカ野郎!!今から嫁の貰い手引く手あまたなら、不二子ちゃんになったら凄いことになるぞ」
「いやぁ、日本人はロリコンが多いとはいえ、ここまでとはねぇ」
「人の話をきけぇ!!」
あ、コレは怒ってるな。
「全く、セクシーボディになる予定の私をロリ扱いするなんて、不愉快だ」
合法ロリ事件の話か?」
「そうだ、なんだあいつは失礼極まりない!!合法ロリってなんだ、合法ロリって!!」
俺が知る唯一の美香子が告白された話を思い出したようだ。
「他に告白されたとかは?」
「いや、別にない」
あっさりと即答したな。
「そっか、お前が男子人気があると富田から聞いたからつい」
「嬉しい話だが、男子人気が出るのは、成長期が終わってセクシーボディになってからだ」
「で、なんでお前はセクシーボディになりたいんだ?」
俺はキャベツを切りながら、美香子に聞いた。
ちなみに、「生キャベツを食べると巨乳になる」と言う話を聞いてから、毎日生キャベツを出せとうるさい。
そんなに生キャベツのレパートリーなんかないんだが。
「お前はコンプレックスだと予想してそうだが、まぁ、アレだ、言わせるな、バカ!!」
「俺が巨乳好きだからか?」
「はぁぁぁ、な、何を言っているんだ、バカ!!」
あ、珍しく動揺してやがる。
いつもは俺がやられてばかりだったから、たまにはこんなのも悪くはないな。
「そーゆーお前はなんだよ!!」
「スタローンへの憧れ、以上!!」
それ以外の答えはなし、男は余計な事は言わないさ。
「で、あのロリコン王子、ロリコンだけど見た目は良いし、バスケ部のエースだし、女子人気だってあるのに、なんで断ったんだ、ロリコンだけど優良物件じゃん?」
「なんか、今日は色々聞いてくるな、私がモテるのがそんなに心配か?」
美香子は怪訝そうな顔で聞いてきた。
「まぁ、お兄さんとしてはな」
「そんな成績の悪い兄は持った覚えはない!!まぁ、あの野郎は人を合法ロリ扱いしたからと言う理由もあるが、お前みたいに料理や家事が出来る訳じゃないしな」
「なんだよ、それ?」
「お前みたいに体格を考慮した料理を作る奴は他に居ない、それはセクシーボディの予定を持つ私にもありがたい」
「別にお前の為に飯を作ってる訳じゃねーし、なんでお前は普通に俺の家で飯を食ってるんだ?」
「マッスルボディもセクシーボディも構成するのは一緒って話だ」
理由になってない返答がきた。
「あと、お前が前に頭がよくなりたい為の献立、あったよな?」
「毎週火曜日に作ってる奴か?」
それは、俺の成績があまりにも悪いので、どうやったら頭良くなるかと悩んでDHAやオメガ3を含むメニューを調べて作った献立の話だ。
今でも、毎朝のチアシードドリンクはかかせない。
アシードと言えば、お通じ良くなる美容イメージが強いが、栄養素も豊富で、オメガ3も入っている。
とは言え、成績はまぁ変わらないが。
「アレ食べると、なんだか頭がスッキリした気がするんだよねぇ」
「まぁ、俺には効果ないみたいだけど」
「でもお前、何気に食材の栄養素の知識はマニアックだぞ」
「成績上がらないと意味ないじゃねーか」
もう中学三年で受験シーズンだからな。
たいした志望校はないが、あまりバカな高校だと、アレな連中がたくさん居るのも嫌だしな。
「それは楽して頭良くなろうと言う考えがダメなんだろ?マッスルボディの為の努力は惜しまないくせに」
「痛いところを突くなぁ」
「私はセクシーボディかつキャリアウーマンな才色兼備な不二子ちゃんになる予定だから、万事において抜かりなしだ!!」
「キャリアウーマンになるなら、朝は弱いのはダメだろ」
「うぅ、痛いところを突く」
「それに、俺と別の高校になったら、今までみたいに支えてやる事も・・・・」
そっか、学力が違いすぎるから高校生になったら離ればなれになるんだな。
「どうした?」
「いや、お前が高校生になったら、ちゃんと登校出来るのかって」
「私を見くびるな」
「いやいや、この9年間、全く進歩ないし」
「だ、大丈夫だ・・・・多分?」
うわぁ、コレ全然大丈夫じゃねぇ。
「だからと言って、俺が一緒に連れてく訳にはいかないし。そして、俺と一緒の高校に行くとお前のランクを下げるのはお前の為にならないのは分かっているし」
「うん、セクシーキャリアウーマンの予定が崩れるから今のお前の入れそうなレベルに合わせるのは論外だし」
美香子は悩んだ。
すると、今度は何かを閃いたかのような顔になった。
「お前、今日から頭が良くなるメニュー、セクシーボディメニュー、私が朝に強くなるメニューと一日三食で考えろ!!」
「なんだ、その無茶振り!!」
「お前の成績が上がれば、お前と一緒の高校に行けるし、セクシーボディも維持して、私の朝が強くなればお前の負担もなくなる、どうだ!!」
「つーか、お前の志望校は確か女子高だろうが!!」
「そこは、お前が頑張れば、近い偏差値の共学にする、どうだ!!」
「そんなに俺と一緒の高校に行きたいのか、お前は」
「そうだ、お前は私の旦那さん候補だからな。お前が居ないと寂しい」
おいおい、なんだ、この積極的発言は?
「だから、お前の勉強は私が見るし、私も人に教える事で理解が深まり成績も良くなる、完璧だ!!」
「俺の筋トレの時間は?」
「体を動かすのは、頭にも良い影響あるから確保する。だが、勉強の時間もあるから半分までだ!!
知的マッチョは良いぞ!!」
知的マッチョ、なにそれすげぇ良い!!
こうして、俺と美香子は同じ高校に入る為の猛勉強と筋トレと、知的マッチョの為のメニュー考案と忙しい日々が始まった。